2010年5月31日月曜日

不言之教



不言之教(ふげんのきょう)
 
何かと不安がよぎる世の中、
天地の無為にして自然に伝わってくる、声なき聲を聴くことも、
前に進んで行くためには大切です。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年5月30日日曜日

玉の浦



玉の浦 九十九里浜 来てみれば 冷たき風に 白波高し
 
今年は一体何が起きているのでしょう。
初夏の日差しで輝いているはずの九十九里浜が灰色の海に。
水鳥の姿もなく、海岸に打ち寄せる波も高く、
まるで冬を思わせる景色です。
いつもの夏は何処に行ったのでしょう。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年5月29日土曜日

思入玄



思入玄(思いは玄に入る)
 
十二年に一度の寅の年の御開扉と言う鹿野山、神野寺を参拝してきました。
千四百年の時を経て、かつての荘厳な佇まいも、寒空の下で鎮まり返っていました。
新緑の雨の中、歴史の向かっていく一頁に触れたように感じました。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年5月28日金曜日

窓下有清風



窓下有清風(窓下に清風有り)
 
雨と低気温の中で過ぎていった、春の日以来、
久々に初夏らしい晴天が2日続きました。
汗ばむ日差しを感じながら、開け放った窓から吹き込む風が、
心の中にまで届いたように思えました。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年5月27日木曜日

清風明月



清風明月(せいふうめいげつ)
 
夕方から夜にかけて空が晴れて雲間から顔を出しました。
美しい雲の動きと月の輝きに、暫し、その場に釘付けになりました。
この月の光は、どんな地球の歴史を照らしてきたのでしょう。
太古に思いを馳せた一時でした。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年5月26日水曜日

流水不腐



流水不腐(流水は腐せず)
 
滞らずに流れる水は、腐ることがない。
先人の教えのように、
絶えず良き流れを作る人で居たいものです。
 
近藤朱鳳
 
 

2010年5月25日火曜日

行不由径



行不由径(行くは径(こみち)を由とせず)
 
人生、様々な生き方、考え方の中で、
知らず、迷路に入ってしまったりするものです。
苦しくても、本道を貫くことの大切さを示した言葉です。 
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年5月23日日曜日

一日清閑 一日福



一日清閑 一日福(一日の清閑 一日の福)
 
世の中の様々な情報を見聞きしながら、
平穏に過ごせる日々を感謝せずにはいられません。
平和であることの尊さを考えさせられる言葉です。 
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年5月22日土曜日

従吾所好



従吾所好(吾が好む所に従う)
 
あまり遠慮や気兼ねをして暮らしていると、
本来の自分に自信が持てなくなってしまいます。
自分がいったい何をしたいのかを知って、行動することこそ大切です。
 
近藤朱鳳
 
 

2010年5月21日金曜日

いかならむ



いかならむ ことある時も うつせみの 人の心よ ゆたかなるらむ(明治天皇御製)
 
天候不順に加えて、日々届けられる不安な情報。
こんな時こそ、”心は広く、ゆたかであれ”と気持ちの有り方を、
明治天皇の御歌から学びたいと思います。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年5月14日金曜日

水遠山長



水遠山長(水遠く 山長し)
 
川の流れはどこまでも続き、山は長く連なっている。
本来あるべき自然の形が崩れてきています。
今の天候異変もその表れなのでしょう。
人の心もそれに応じるように壊れてきています。
先人の残したメッセージを大切にしたいですね。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年5月9日日曜日

あたらしき心もとめて



あたらしき心もとめて 名も知らぬ 街など今日もさまよひて来ぬ(石川啄木)
 
啄木の歌です。
自分の内に変化を求めて苦しんでいた思いが伝わってきます。
何かに行きづまった時、今までの日常を離れてみるのもいいかもしれません。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年5月4日火曜日

花意竹情




花意竹情(かいちくじょう)
 
花のように、竹のように、人生の生き方、考え方を示した言葉です。
自分に素直に、、、、、。
簡単なようで、難しいことかもしれません。
 
 
近藤朱鳳