近藤朱鳳 diary
書道家、近藤朱鳳先生のメッセージや情報をshuhodiaryが随時お届けします。 photo by masafumi kondo
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2011年4月14日木曜日
いくぞたび
いくぞたび かき濁しても 澄みかへる
水や 御国の 姿なるらむ
昭憲皇太后 御歌
このような水の有様を幾度も繰り返してきた歴史の中で、
今ほど、この御歌が悲しく思われたことはありません。
人は多くの思い違いを重ねて気がつけば取り返しのつかない状況を作り上げてしまいます。
この国の水が本当に澄み返る日が来ることを祈らずにはいられません。
近藤朱鳳
2011年2月28日月曜日
尋ね来し
尋ね来し 常陸の国の 星神は
時待つごとく 磐座の中に
大甕倭文神社に参拝しました。
この神社には武葉槌命と土地の神である天津甕星が祀られていました。
天津甕星が姿を変えたと言う宿魂石を前にして、
この地の伝説に思いを馳せました。
近藤朱鳳
2011年2月27日日曜日
世を正す
世を正す 知恵を秘めたる
神はこの 椿匂へる ひたちの国に
少彦名命をお祀りする酒列磯前神社は、ひたちなか市にありました。
椿とタブの木が織り成す三〇〇メートルの参道の先に見えるお社。
その歴史と静かな佇まいに少彦名命に寄せる人々の想いが伝わって来るようでした。
近藤朱鳳
2010年11月26日金曜日
春の日を
春の日を 雅に染めし桜木は 今は紅葉の錦まといき
春に満開の花をつけた桜の木、
秋の日差しの中の紅葉も、また美しく格別でした。
近藤朱鳳
2010年5月9日日曜日
あたらしき心もとめて
あたらしき心もとめて 名も知らぬ 街など今日もさまよひて来ぬ(石川啄木)
啄木の歌です。
自分の内に変化を求めて苦しんでいた思いが伝わってきます。
何かに行きづまった時、今までの日常を離れてみるのもいいかもしれません。
近藤朱鳳
2010年2月9日火曜日
春来ては
春来ては 日数えぬれど 岩がくれ
残れる雪は 消えがたきかな(高倉一宮紀伊)
近藤朱鳳
2010年2月3日水曜日
かたしとて
かたしとて おもひたゆまば なにごとも なることあらじ 人のよの中
明治天皇御製の短歌です。
人生において出来ないとはじめから決めつけたのでは、
何事も成しとげ得ることはない(だからあきらめずに突き進め)の意味です。
近藤朱鳳
2010年1月25日月曜日
北風に
北風に 向かいて咲ける 山茶花の
紅き強さを 我が心にも
いつも通る道沿いに咲く山茶花は、
北風の中、愛らしく咲き競っています。
何だか励まされる思いです。
近藤朱鳳
2010年1月19日火曜日
この山は
この山は たださうさう(そうそう)と 音すなる
松には松の風 椎には椎の風 (北原白秋 短歌)
人生のあり方を考えさせられる短歌です。
人は人、自分は自分のあり方、考え方を奏でることこそ、
人生の醍醐味なのかもしれません。
近藤朱鳳
2009年11月28日土曜日
神宮の
神宮の 杜をいろどる もみじ葉は 秋をしむごと 木洩れ日の中
近藤朱鳳
2009年10月8日木曜日
秋風の
秋風の しずかに吹きて 手賀沼は 神棲むごとく 輝きて暮ゆ
近藤朱鳳
2009年10月4日日曜日
手賀沼の蓮
内親王に 捧げし袱紗の糸となる 手賀沼の蓮は 夕日の中に
近藤朱鳳
2009年9月30日水曜日
田園の
田園の 景色の中に 一群れの 蕎麦の花ゆれて 初秋の風に
近藤朱鳳
2009年9月29日火曜日
神苑の
神苑の 林の中の静寂に 名残の蝉の 声なお繁く(鹿島神宮にて朱鳳詠む)
近藤朱鳳
2009年7月21日火曜日
羽黒とんぼ
激流に さしのべしごと水草に 羽黒とんぼは 命休めて
近藤朱鳳
2009年7月8日水曜日
空を舞う
空を舞う 二羽の鳳さながらに 雲の芸術(かたち)は 奇しく麗し
近藤朱鳳
2009年6月26日金曜日
京都亀岡 出雲大神宮にて
八雲立つ 出雲の池に 棲む鯉は
巫女の衣(い)のごと 水輪の中に
近藤朱鳳
2009年6月14日日曜日
虹
(6月5日 神戸市上空)
夕空に 大きくかかる 虹の橋
未来に 夢を つなぐかのごと
近藤朱鳳
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