2010年8月31日火曜日

悟無好悪



悟無好悪(悟れば好悪なし)
 
物事に対する好き嫌いは一体どこから来るのでしょう。
私達は、一生のうちに経験することは限られています。
軽々に表面的な判断をするのではなく、物事の根本を理解すれば、
好悪の思いはなくなると言う訓えです。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年8月29日日曜日

鏡鏡分金殿燭



鏡鏡分金殿燭(鏡は金殿の燭(しょく)を分かつ)
 
鏡は目の前の物を映しますが、映しているものに影響を受けはしません。
自分がどうあるべきかを知って、まわりに振り回されることのない生き方をするようにと、
この言葉は示しています。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年8月26日木曜日

しげりたる



しげりたる うばらからたち はらいても ふむべき道は ゆくべかりけり
 
明治神宮でいただいた御歌集の一日一首から、今日26日の御歌です。
昭憲皇太后の生きる御覚悟が伺えます。
今の世を生きる私達の心構えと、重ねたい御歌です。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年8月25日水曜日

抱月



抱月(月を抱く)
 
今夜の月は真に清々しく、残暑厳しい中ながらも白い光に秋の訪れを感じました。
抱月(ほうげつ)とは、懐に月光を抱くこと。
心に邪念のないことを意味します。
私が大切にしている言葉です。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年8月22日日曜日

下載清風



下載清風(かさいせいふう)
 
積荷を降ろして軽くなった船が清風に乗って軽やかに航行すると言う意味です。
人は、様々なものを背負って生きています。
様々な心配事、心の迷い、こだわり、執着心、、、。
でも、そんなものが無くなったらどんなに心軽やかでしょう。
「下載清風」は生き方を示す、素敵な言葉です。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年8月19日木曜日

一以之貫



一以之貫(一を以って之を貫く)
 
一貫して変わらぬ道を進むこと。
心も折れそうなくらい記録的な猛暑続きのこの夏、
ふと、この言葉が浮かびました。
「何が何でも」と言う強い意気込みだけでは長続きはしません。
人生の波に上手く順応しながら、本来の目標に向かう心を大切に。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年8月16日月曜日

新聞掲載情報

7月20日、大阪 市政新聞に掲載された朱鳳先生の作品です。
 
緑、窓前(そうぜん)に満つ
(画像をクリックすると拡大します)

 
 

2010年8月15日日曜日

至理無言



至理無言(しりむごん)
 
「理(ことわり)の絶対の境地に至っては、是非の言をいれる余地などない」という意味。
その境地に至ったなら、どんなに心が静かで穏やかなのかと考えさせられる言葉です。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年8月14日土曜日

真光不輝



真光不輝(しんこうふき)
 
真の光は明暗を超越して俗眼には見えないということ。
古人の絶妙な例えに感動します。
見えぬ光を感じることの出来る眼を持ちたいものです。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年8月13日金曜日

霊妙



霊妙(れいみょう)
 
人知では、はかり知れないほど優れていることを言うことば。
「奇しく、きわめて巧みなこと」という意味です。
今、誰もが感じているように世界の中に大きな変化が起きています。
理屈ではなく、「在りて有る」神の御業に真摯に向き合い、
自己を見つめなおす時なのでしょう。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年8月12日木曜日

迷悟一如



迷悟一如(めいごいちにょ)
 
「迷わぬ者に悟無し」と言われるように、
「迷い」、「憂い」、「悩み」の中から悟は生まれるもの。
故に、迷悟は一体であるという意味。
人生の様々な場面で生かされる言葉です。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年8月11日水曜日

清濁併呑



清濁併呑(せいだくへいどん)
 
清い水も濁った水も飲み込むことの出来る、大きい度量のこと。
包容力の豊かな例えです。
人と接する時の心構えなのだと思います。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年8月7日土曜日

幾重にも



幾重にも 大音響のとどろきて
花火の乱舞 手賀沼の空に
 
夏も後半に入り、各地で花火大会が行われています。
夜空を彩る無数の花火は、手賀沼一面に広がる花さながらに綺麗でした。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年8月3日火曜日

イベント終了のご報告

今回も無事に作品展を終了させていただくことが出来ました。
平城遷都1300年にちなみ、「日本の心、禅の心」を題材にした作品をご覧いただきました。
遠方からも多くの方々にお越しいただき、大変嬉しく思いました。
恒例の書と音楽にイベントもご好評を得、盛況の内に4日間の会期を無事終了いたしました。
ご参加くださった方々には、心から御礼申し上げます。
 
 
近藤朱鳳
 
 
※イベントの模様はshuhoshodo.comでもご覧いただけます。