2010年9月30日木曜日




ゆったり のんびり ありのまま
素顔のあなたを大切に
(近藤朱鳳 「あなたの心を元気にする三十一のことだま集」より)
 
ありのままの自分で生きること。
簡単なようで、意外と難しい。
自分を知り、自分を信じて生きること、
とても大切なことだと思います。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年9月29日水曜日

誰が風を見たでしょう



誰が風を見たでしょう
僕もあなたも見やしない
けれど木の葉をふるわせて
風は通りぬけてゆく
 
この詩はイギリスの詩人ロゼッティの詩を西條八十さんが訳したものです。
自然界に吹く風とは別に、世の中に吹く風があります。
この風は様々なメッセージを運んできます。
風を感じ、風を上手く受け止めて行きたいものです。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年9月28日火曜日

富貴在天



富貴在天(富貴は天に在り)
 
富貴には目に見えるものもそうでないものもあります。
それらは求めて得られるものではなく、
「今を生きることの結果は全て天のみぞ知る」と言う意味の言葉です。
この花の装いも、また天に与えられた富の一つなのでしょう。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年9月27日月曜日

目に見えぬ



目に見えぬ 神にむかひて はぢざるは
人のこころの まことなりけり(明治天皇御製)
 
今日の北星神社は終日、細かい雨の中にありました。
この地で過ごした1年に感謝し、静かな佇まいの中で、
明治天皇の御歌を思い出していました。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年9月26日日曜日

新聞掲載情報

9月15日、大阪 市政新聞に掲載された朱鳳先生の作品です。
 
晴雲秋月
(画像をクリックすると拡大します)

 
 

2010年9月25日土曜日

天涼人健



天涼人健(天涼しく 人健やかなり)
 
気候が良くなって人が健やかさを取り戻すという意味です。
今日の爽やかな秋空の下、自然も元来の姿を取り戻したようです。
手賀沼の白鳥たちも、穏やかな秋の訪れを楽しんでいるように見えました。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年9月24日金曜日

秋雨沈綿緑影寒



秋雨沈綿緑影寒(秋雨 沈綿して 緑影寒し)
 
昨日に引き続き、今日も肌寒い一日となりました。
しとしとと降り注ぐ秋の雨に濡れて、
木々の緑も突然の寒さに戸惑っているように見えました。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年9月23日木曜日

茶烟永日香



茶烟永日香(茶烟(ちゃえん)永日香(かんば)し)
 
静かなひと時、一服の茶の香り。
昨日とは打って変わって肌寒い雨の一日となりました。
熱いお茶が嬉しい季節です。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年9月22日水曜日

月送涼



月送涼(月 涼を送る)
 
今日は仲秋の名月。
台風の接近で諦めていた満月を雲の晴れ間に見ることが出来ました。
昼間の暑さが嘘のような涼風が、月から送られて来るようでした。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年9月21日火曜日

有生於無



有生於無(有は無より生ず)
 
物事というのは「初めからこうあるべき」と決まっているわけでなく、
全て無の世界から人が生み出すもの。
「何かに囚われることなく、自分の世界観を大切に」と言う、
現在の生き方にも通じる老子の言葉です。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年9月20日月曜日

秋花呈微馨



秋花呈微馨(秋花、微馨(びけい)を呈す)
 
まだ夏の暑さが残る中、手賀沼沿いの公園に一群れの百合が咲いていました。
薄桃色の花からは、微かな秋の香りが漂っていました。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年9月19日日曜日

行水の



行水の 捨てどころなき 虫の声(上島鬼貫)
 
夕風と共に鳴き始めた虫の声は、当たり一帯に繁く響き渡ります。
この句の作者の思いが偲ばれます。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年9月18日土曜日

眠雲聴泉



眠雲聴泉(雲に眠り泉を聴く)
 
空に、雲に、風に、遅かった秋がようやく訪れました。
自然と共に秋の移ろいをしばらくは楽しめそうです。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年9月15日水曜日

流れゆく



流れゆく ものみなゆるく 秋の川(高浜虚子)
 
まだまだ残暑が続く中、
自然はゆっくり秋の景色に変わろうとしています。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年9月14日火曜日

獨歩青天



獨歩青天(青天に獨歩(どくほ)する)
 
高い境地で自分の道を行く雑念のない堂々とした生き方を、
我が身にも重ねたいものです。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年9月10日金曜日

新涼



新涼(しんりょう)
 
歳時記に見つけた言葉です。
秋になってからはじめて立つ涼気とあります。
日中の暑さはまだ続いていますが、
朝の涼しい風に「やっと秋」という思いです。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2010年9月6日月曜日

あかあかと



あかあかと 日はつれなくも 秋の風(松尾芭蕉)
 
残暑の厳しさを詠んだ芭蕉の句。
赤々と照りつける日の強さは、真夏の暑さ以上に感じます。
涼しい秋風が待たれます。
 
 
近藤朱鳳