尋ね来し

尋ね来し　常陸の国の　星神は
時待つごとく　磐座の中に
　
大甕倭文神社に参拝しました。
この神社には武葉槌命と土地の神である天津甕星が祀られていました。
天津甕星が姿を変えたと言う宿魂石を前にして、
この地の伝説に思いを馳せました。
　
　
近藤朱鳳
　
　

世を正す

世を正す　知恵を秘めたる
神はこの　椿匂へる　ひたちの国に
　
少彦名命をお祀りする酒列磯前神社は、ひたちなか市にありました。
椿とタブの木が織り成す三〇〇メートルの参道の先に見えるお社。
その歴史と静かな佇まいに少彦名命に寄せる人々の想いが伝わって来るようでした。
　
　
近藤朱鳳
　
　

大洗

大洗　白き波濤を見下ろして　常世を守る　神ここに在（ま）す
　
太平洋を見下ろす場所に大国主の神社がありました。
幾世を経て、守られていることの幸せに心震えました。
　
　
近藤朱鳳
　
　

微和

微和（びわ）
　
春風を例えて言う言葉です。
ほのかな温もりは人の心を和ませ、優しい気持ちにしてくれます。
三寒四温、張る本番までの、ほっとする一日でした。
　
　
近藤朱鳳
　
　

有志事竟成

有志事竟成（志 有らば 事 竟（つい）に 成る）
　
目的達成には、明確な意思の力が必要です。
強い心で弾みのある人生を過ごしたいものです。
　
　
近藤朱鳳
　
　

春まだき

春まだき　浅瀬を渡る　鷺一羽
　
　
近藤朱鳳
　
　

春水満四澤

春水満四澤（春水は四澤に満つ）
　
冬は雪、春は水となって大地に、
木々に潤いをもたらす自然の恵みは人生の生き方に似ています。
時には厳しく、時には優しく、本質を大切に。
自分らしさを大切に。
　
　
近藤朱鳳
　
　

風月主人

風月主人（ふうげつのしゅじん）
　
自然は四季折々に様々な姿を見せてくれます。
これからは、日々春へと移ろう手賀沼の風情を楽しみたいと思います。
　
　
近藤朱鳳
　
　

早春の

早春の　光の中に　聳（た）つ富士は
神の姿を　見る心地して
　
早朝の車窓から見る富士は、息を呑む美しさでした。
　
　
近藤朱鳳（写真も）
　
　

天空の

天空の　闇から雪のしんしんと
降り積む道に　街頭やさし
　
夕方から思いがけない雪が降り、
急速にあたりを白く染めてゆきました。
道を照らす街灯の光が幻想的でした。
　
　
近藤朱鳳
　
　

英華発外

英華発外（英華 外に発（あらわ）る）
　
心の内に蓄積された素晴らしい精神が外に発（あらわれ）ること。
これは表現の全てに言える事です。
心の内が美しい華となって外に開くよう常に良き事の発信者でいたいものです。
　
　
近藤朱鳳
　
　

春を待つ

春を待つ　野辺に降り積む　雪寂か
　
昨日は春雪の舞う一日でした。
白一色の世界は神々しく静かでした。
　
　
近藤朱鳳（写真も）
　
　

佳辰

佳辰（かしん（よい日、よい時））
　
自分自身にとっての吉日を多く作り出していくことの意味にもなる言葉です。
前向きな気持ちで、行動で、佳い日を重ねてゆきたいものです。
　
　
近藤朱鳳
　
　

今朝見れば

今朝みれば　山もかすみて　久方の
天の原より　春は来にけり
　
源実朝の歌。
待ち望んだ春の兆しを詠まれた歌です。
世の中の様々な出来事を忘れさせてくれるような、
今朝の美しい夜明けでした。
　
　
近藤朱鳳
　
　

騎牛求牛

騎牛求牛（牛に騎って牛を求める）
　
既に自分に備わっているのに気付かず、
外に何かを求めてしまうのが人の常。
自分の中のかけがえのないものを育ててゆくこと。
それが本来の幸福への道なのかもしれません。
　
　
近藤朱鳳
　
　

研道

研道（けんどう）
　
道の奥義を究めること。
どんなことも深く研究してゆけば、
その先に歓びがある筈との故人のメッセージです。
目標を定めて、辛抱強く生きたいものです。
　　
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今日は今年初めての暖談会でした。
本年も、このような交歓会を行っていければと思います。
　
お集まりくださった皆さん、有難うございました。
　
　
近藤朱鳳
　
　

単刀直入

単刀直入（たんとうちょくにゅう）
　
人生を生きるのに理屈は無用です。
アレコレ悩まず、真っ直ぐに本音で堂々と突き進むこと。
目の前にある扉を開けるためには必要なことだと思います。
　
　
近藤朱鳳
　
　

無名天地之始

無名天地之始（無名は天地の始まり）
　
名付けられないもの、掴みどころのないもの。
それが天地の始まり、全ての根本であるという意味です。
明日は立春。
その無限の可能性を信じて前進したいと思います。
　
　
近藤朱鳳
　
　

明目達聡

明目達聡（めいもくたっそう）
　
あらゆることに目と耳を向けて、見識を広めること。
状況判断は堅実に生きる上で不可欠です。
正しい目と心で未来に向かいたいものです。
　
　
近藤朱鳳
　
　

瑞気満梅花

瑞気満梅花（瑞気は梅花に満つ）
　
今日は立春。
寒さに耐えて咲く梅の香りは、あたりを幸せに包み込んでくれます。
春の訪れを誰もが待ち望む気持ちが、あらわされた言葉です。
　
　
近藤朱鳳