2012年10月31日水曜日

触景生情



触景生情(景に触れ情を生ず)

人はある状況に接して、色々な想いを興します。
秋空に揺れるコスモスは私にとって、
そのまま幼い日の思い出に繋がります。
今、私達が見ている景色は、
どんな記憶として心に残っていくでしょうか。
触景生情。
この瞬間を生きられることの美しさを伝える言葉です。


近藤朱鳳

2012年10月30日火曜日

お見舞い

テレビのニュースでの報道を見ると、
ハリケーンに見舞われた各地の状況が映し出され、
その大きな被害を見て心を痛めています。
来月末に訪れるNY・マンハッタンの状況も心配です。
皆さんのご無事を祈るばかりです。


近藤朱鳳

2012年10月25日木曜日

清和



清和

今日の京都は清々しい秋晴れでした。
11月3日に開催予定の「京の秋 ペルシャの調べ」の
イベントの打ち合わせに東寺にやって来ました。
文化の日、皆様とのお出会いを楽しみにしております。


近藤朱鳳

2012年10月23日火曜日



豊(ゆたか)

豊かさは誰しも願うことですが、
物質的な富を求めると不満や嫉妬心が生まれ、
心の豊かさから離れて行きます。
心の豊かさは「ゆたやか」という言葉で表されます。
細かなことにこだわらない、おおらかな心を育んで生きたいものです。


近藤朱鳳

2012年10月21日日曜日

水鳥の 眠る静けさ 秋深し



水鳥の 眠る静けさ 秋深し(朱鳳書の俳句)

水鳥の眠る姿は、平和そのもののような気がします。
深まる秋の住吉川の静かなひと時でした。


近藤朱鳳

2012年10月19日金曜日

天如水



天如水(天は水の如し)

今朝は空全体が湖のように澄んだ青空が広がっていました。
「浅みどり 澄みわたりたる 大空の 広きをおのが 心ともがな」
明治天皇の御歌が心に重なる美しい夜明けでした。


近藤朱鳳



2012年10月14日日曜日

盈満の咎め



盈満の咎め(盈満(えいまん)の咎め)

満ち足りた環境は人から前進する心を遠ざけ、
却って禍を招くという現象を言う言葉です。
日々学びがあり、反省があります。
常に目標を掲げて、いつも新鮮な心を持ち続けたいものです。


近藤朱鳳


2012年10月12日金曜日

楽意在泉石



楽意在泉石(楽意は泉石に在り)

岩の上を流れる水を見ていると、飽きることはありません。
水量の多い日も少ない日も、
風や光を受けて様々な情景を見せてくれます。
秋の日差しの中の住吉川はシロホンの音を思わせる、
軽やかな水音を立てて流れていました。


近藤朱鳳

2012年10月11日木曜日

才望高雅



才望高雅(さいぼうこうが)

「何事にも長けている人は、
心や行動に余裕があり、上品さも備わっている」

人としての理想です。
遠く及ばないまでも、それを目標にすることは可能です。
世の中の様々な誘惑や迷いは、
心の視点を高いところに置いて、
解決方法を見いだいていきたいものです。


近藤朱鳳

2012年10月8日月曜日

寒露



寒露

今日は暦の上では「寒露」と表記されています。
秋分の後からの15日ごろから、
露が秋冷に凝固するくらいの寒さが身に沁みるようになりました。
秋は確実に深くなっていきます。


近藤朱鳳

2012年10月7日日曜日




狭い視野は自分の世界をも限定してしまいます。
人の器量や精神の大きさは、心の大きさでもあります。
見聞を広め心豊かな人生を送りたいものです。


近藤朱鳳

京の秋 ペルシャの調べ


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京の秋 ペルシャの調べ
文化の故郷ペルシャの伝統音楽を東寺の境内で奏でる。

日時 2012年 11月3日(文化の日) 12:00 ~ 14:00

場所 東寺 本坊客殿 京都市南区九条町1

参加費 一名様 4,000円

お問い合わせ
事務局/朱鳳事務局
078-851-3031 / 090-1444-0917


※イベント会場内では、飲食が禁止されております。
あらかじめ、ご了承下さい。宜しくお願いいたします。


プログラム

PART I 特別講演 「東寺の源流を求めて西方へ」

講演者
東寺住職 ・ 東寺文化部長 三浦文良


PART II ペルシャ伝統音楽の演奏 曲名「美酒酔宴」

演奏者
ペルシャ伝統楽器サントゥール演奏家 プーリー・アナビアン

<アメリカ・ネバダ州からのスペシャルゲスト>
サントゥール・トンバク奏者 エスィ・テヘラニ

ペルシャ伝統楽器サントゥール演奏家 河村 真衣

伝統楽器サントゥール演奏家 谷 正人


PART III スライドショー 「日本とペルシャの赤いリボン」

講演者
ペルシャ文化伝道士 ダリア・アナビアン


PART IV スペシャル出演 ペルシャ音楽に合わせた即興書道展開

出演者
日本書道家(1994年 嵯峨天皇賞受賞者) 近藤 朱鳳


近藤朱鳳からのメッセージ

ペルシャは全ての芸術分野に於いて世界文化の宝庫です。
シルクロードによってペルシャ文化が
日本にもたらした影響は計り知れません。
ペルシャと日本の文化交流の歴史を辿りながら、
深まり行く秋の京都で
華麗なペルシャ音楽と書の共演をお楽しみ下さい。


サントゥール演奏動画(約1分)

演奏
プーリー・アナビアン 河村真衣



2012年10月6日土曜日

公生明



公生明(公は明を生ず)

物事が公平であれば、
世の中はどんなに住みやすいでしょう。
全ての困難は公平さを欠くことから生じます。
公平な考え方を維持し続けることこそ、
混沌とした世の中を明るくする可能性なのだと思います。


近藤朱鳳

2012年10月4日木曜日



致(ち ・ いたす)

文字の意味は使われる状況によって、
様々に変化していくことがあります。
「致」は元々は”人を送っていく”という意味ですが、
そこから”人に物をやる”、”致す”、”いたらしめる”、
”きわめる”、”なす”、”なしとげる”と、
多くの意味で使われるようになりました。
人々はこの文字に、共通の思いを託してきました。
「心を込めて事にあたる」
過ぎ行く時、一刻一刻に「心を致す」こと。
それは、自分の人生を大切にする心に繋がることだと思います。


近藤朱鳳

2012年10月1日月曜日

十六夜



十六夜(いざよい)

台風一過の空に雲の晴れ間からのぞいた月は、
白く美しく輝いていました。
今日から10月。
草陰の虫の音も秋の夜に情緒を添えていました。


近藤朱鳳