2013年4月29日月曜日





「機」は、きざし、わけめ、とき、などと解されます。
「臨機応変」、「機が熟す」と言う言葉で表されるように、
「機」を感じ行動することは、とても大切です。
心を細やかに働かせ、
人生の様々な「きっかけ」を掴んでゆきたいものです。


近藤朱鳳

2013年4月21日日曜日

規矩不可行尽


 
規矩不可行尽(規矩(きく)、行い尽くすべからず) 
 
「規矩」とは手本や規律の意味。
人はとかく規則やマニュアルに縛られて行動しますが、
それに拘り過ぎると、自分で考え、判断する能力を失ってしまいます。
この禅語の示唆する意味を大切に柔軟な考え方を持ちたいものです。
 
 
近藤朱鳳
 
 

2013年4月17日水曜日

造物不舎我



造物不舎我(造物は我を舎(す)てず)
※舎は捨に同じ

物事が上手く行かないとき、
「神に見捨てられた」などと思うことはありませんか?
人の幸・不幸は偶然のものではなく、
その要因は、全て自分のうちにあることを知るべきという、
強いメッセージです。
物事を正しく判断して、
人生を大切に過ごしたいものです。


近藤朱鳳



2013年4月1日月曜日





桜の季節は日本中が雅やかになります。
桜を賞でる人々の顔はすべて笑顔です。
辞書では「笑う」は「咲う」と出てきます。
確かに笑顔は咲く花と重なります。
「さく」は「裂く」とも関連があって、
固い蕾を裂いて花開きます。
春四月、私達も固い心を裂いて気分一新したいものです。


近藤朱鳳