2013年12月28日土曜日

拈華微笑



拈華微笑(ねんげみしょう)

「花をつまんで微笑む」
釈迦が弟子に心を伝えた仕草です。
無言の微笑みの中にこそ伝えられる、
言葉以上のメッセージ。

この一年間、書を通してどれだけのことを伝えてこれたでしょう。
12月22日に行われた集いは、
私にとって、それを振り返る集いでもありました。

kanakoさんのとても素晴らしい歌声の中で、
皆様と共有できた、とても有意義な時間でした。

今までの経験を携え、
来年はいよいよ新天地へ向けて、
静かに燃えるものを感じています。

今年も多くの人々との出会いに感謝したいと思います。


近藤朱鳳

2013年12月14日土曜日

第8回 みんなでつくる市民文化祭

本日は「第8回 みんなでつくる市民文化祭」に参加させていただき、
栗田典子先生のマロン・ド・アンサンブルが奏でる、
「白鳥の歌」に合わせて書を揮毫いたしました。
みなさんと触れ合うことのできた楽しいひと時でした。
有難うございました。

近藤朱鳳



2013年12月8日日曜日

過得一日 過一日




過得一日 過一日(一日を過ごし得て 一日を過す)

過ぎ去る日々に思いを寄せながら歩く、初冬の住吉川。
秋の名残の紅葉が目を楽しませてくれました。


近藤朱鳳

2013年12月6日金曜日

第3回 『文字と言葉の素敵な世界』

PDFJPG
(ポスターの画像はPDFかJPGの文字をクリックして拡大できます) 


ご好評をいただいています、
『朱鳳 書のレクチャー 文字と言葉の素敵な世界』。
朱鳳のレクチャーをもとに、
毎回様々なテーマに沿った書道体験をしていただけます。
この度、3回目の開催が決まりましたのでお知らせいたします。
 
 
第3回
『朱鳳 書のレクチャー 文字と言葉の素敵な世界』
 
今回のテーマ
『春を彩る文字』と『貴方らしさが伝わる手紙の書き方』
 
開催日時
2014年 2月1日
PM 1:30 ~ 4:00
 
会場
 
参加費
4,000円(教材費込)
 
お問い合わせ
Tel/Fax  078-851-3031
Email   朱鳳の会
 
 

2013年11月26日火曜日



賛(さん)

賛は「ほめる」、「たすける」を意味する文字です。
今回のレクチャーに対する皆さんへの私の思いです。
今回は「年賀状」の書き方、
「新しい年を迎える文字」をテーマにいたしました。
瑞兆、日新月盛、寒花晩節、富貴在天などを書いていただきましたが、
皆様それぞれ新しい経験を楽しんで下さったことを嬉しく思います。
素晴らしい文字や言葉との出逢いは、日々を生きる支えとなります。
頑張ったご自分に、是非「賛」を贈って下さい。


近藤朱鳳

2013年11月11日月曜日

立って ここから 行こう



立って ここから 行こう

ヨハネ14章31節の言葉です。
キリストが十字架への道を踏み出されようとされているとき、
弟子たちに命じられた言葉です。
何かに失望した時、
予想外の出来事に自分を見失いそうな時、
この言葉を胸に刻んで過去を引きずらず、
未来に目を向けて、日々を生きたいものです。


近藤朱鳳

2013年10月29日火曜日

平安



平安

聖句の中で見出した言葉です。
人はどんな時に「平安」を得られるのでしょう。
正しきもの、美しきもの、和やかなもの、、、
世の中は、それらとはかけ離れたところで右往左往しています。
「天の真」を求める人生でありたいと思います。


近藤朱鳳(写真も)



2013年10月22日火曜日

愚故道



愚故道(愚なるが故に道あり)

「愚」は、無為、自然の状態を言います。
人は窮地に立たされたとき、
解決方法は「思考」の中に見出せるのではなく、
「愚」の中にこそ「道」があるということを
知っておくべきなのかもしれません。


近藤朱鳳

2013年10月15日火曜日

新しい年を迎える文字

JPGPDF

第2回 朱鳳 書のレクチャー 文字と言葉の素敵な世界

新しい年を迎える文字

内容
新年に飾りたい文字
あなたらしい年賀状の書き方

於 ・ AP大阪駅前梅田一丁目 コンベンションルーム B室
※JR大阪駅から徒歩2分
MAP

日時 
11月 24日(日)
PM 1 : 30 ~ 4 : 00

会費 
4,000円
各自、色紙作品を仕上げてお持ち帰りいただきます。
(用筆、用具、色紙は当方でご用意いたします)

    
お申し込み   
お名前、連絡先、ご参加人数を下記までご連絡ください。

Tel / Fax  078 – 851 – 3031

Email

※先着20名様までとなります。
  会費は当日受付でお支払いください。


朱鳳事務局

2013年10月14日月曜日

少年Hを見て



「常に喜べ、絶えず祈れ、いつも感謝せよ」
映画「少年H」に出てきた聖書の言葉です。
悩み、迷い、自分を見失いそうな今だからこそ、
この言葉の持つ意味を知ることが、必要なのだと実感しました。


近藤朱鳳

2013年10月8日火曜日

覧古



覧古

”平安時代の歌人 蝉丸を偲んで”

10月6日、能管の独奏、謡曲、楽琶による奉納催事が、
滋賀県大津市の蝉丸神社で行われました。
古の趣を そのまま留めた蝉丸神社は深い静寂の中に在りました。
楽琶の演奏はスイス人の音楽博士、
シルヴァン・ギニャール氏に依るものでしたが、
残照の中で初めて聞いた、
その素朴な音色は魂の奥に染み込んできました。

”これやこの 行くも帰るも別れては 知るも知らぬも逢坂の関” と
詠んだ蝉丸の心に触れることのできたひとときでした。


近藤朱鳳

2013年9月30日月曜日

経験



経験

第一回 朱鳳 書のレクチャー
「文字と言葉の素敵な世界」を終えて、
改めて「経験」と言う言葉の意味を噛みしめています。
「経(經)」は「機(はた)」の経糸を張った形で、
長い歴史を表しています。
「験(驗)」は、試す・調べる研究するなどの意味があります。
一度限りの経験ではなく繰り返し繰り返し、
試し、経験することです。
書の世界は、実際書いて経験する以外に、
文字の成り立ち、意味などの学習も必然となってきます。
これからのあり方を模索しながらも、
新たな一歩となったレクチャーでした。
ご参加、ご協力、有難うございました。


近藤朱鳳


2013年9月17日火曜日

益者三友 損者三友



益者三友 損者三友(えきしゃさんゆう そんしゃさんゆう)

益者とは、正直、寛大、博学の人を言い、
損者とは、へつらい、不誠実、口先だけの心を持った人を言います。
良き友との出逢いは、それだけで人生を豊かにします。
良き出会い、良き友を人生の宝としたいものです。


近藤朱鳳

2013年9月12日木曜日

右顧左眄



右顧左眄(うこさべん)

右を見たり左を見たりして、ためらい迷うこと。
自己を持たないと、いつも気持ちが定まりません。
心の中の正しさに拠を定めて、
それを基準に物事を捉えることが大切です。
「自分らしい人生を生きる為に」です。


近藤朱鳳

2013年9月3日火曜日

天王寺教室のお知らせ

天王寺教室の日程が決まりましたのでお知らせいたします。

会場 阿倍野市民学習センター
9月23日 am 9:30 ~ pm12:00

その他の教室の日程はこちらをご覧ください。

お問い合わせはこちらまで。

2013年9月2日月曜日





点「ヽ」は、もともと「主」の古い形であるとされています。

「主」と言う文字の「王」は燭台、「ヽ」は炎の点心。
物事の中心、原点を意味します。
何事によらず中心を定めることは、とても大切です。

今年も早九月、一日毎の心の炎を消さないように過ごしたいものです。


近藤朱鳳


2013年8月28日水曜日



兆(きざし)

兆は物事の起きる前触れを意味します。
今日は早朝の住吉川に「秋の兆し」を沢山見つけました。
静かに流れの中に佇む青鷺、
流れの中の小さな岩に羽を休める お羽黒トンボ、
咲き始めたばかりの芙蓉の花、
ひんやりした風の心地よさ、、、、、
そんな中で見上げた空に「彩雲」を発見しました。
太陽の両側に虹色に輝く雲は久々に見る彩雲でした。
「良き事が起きる兆」ともいわれる、
この現象にも出会えた、うれしいひと時でした。


近藤朱鳳

2013年8月22日木曜日

9月イベントのお知らせ     「文字と言葉の素敵な世界」


朱鳳 書のレクチャー
「文字と言葉の素敵な世界」
日常に役立つ書のセミナーと作品創作体験学習

於 ・ 神戸国際会館セミナーハウス 701号会議室
※JR三宮駅から徒歩3分

日時 
    9月28日(土)
    第一部 あなたの日々に寄り添う書
          pm1:00~pm2:30
    第二部 あなたの日々を励ます書
          pm3:00~pm4:30

各自、色紙作品を仕上げてお持ち帰りいただきます。
(用筆、用具、色紙は当方でご用意いたします)

会費 
    一部・二部 各 3,500円
    
    一部・二部の両方を受講される場合 6,000円

お申し込み   

お名前、連絡先、ご参加人数、
ご希望の講座を下記までご連絡ください。

Tel / Fax  078 – 851 – 3031
Emailはこちら

※各、先着30名様までとなります。
  会費は当日受付でお支払いください。


朱鳳事務局

2013年8月21日水曜日

古来現



古来現(こらいげん)

「古来現」は、その三文字が過去・未来・現在を表す、
永遠を意味する言葉です。
人間の長い歴史を振り返っても、
どれだけの人がこの言葉に思いを馳せたことでしょう。
限りある命の中で、それでも永遠なるものに心を託し、生きること。
人だけに与えられた喜びです。


近藤朱鳳

2013年8月16日金曜日

慧燈



慧燈(えとう)

人生の不安や苦悩を「無明」と言うのに対して、
それを打ち破る知恵を「燈」に例えた表現です。
どんな状況にあっても、
様々な情報の中で正しい道を選びぬく知恵こそが、
未来を照らしていくと言う空海の教えです。


近藤朱鳳


2013年8月7日水曜日

来去無時



来去無時(来去に時無し)

猛暑の中でも暦の上では早、立秋。
時の移ろいは無常です。
出逢いも別れも突然やってきます。
わき見しているうちに良き出会いを見過ごしかねません。
油断なく目標を持って生きることの大切さを伝えた言葉です。


近藤朱鳳

2013年7月27日土曜日

曲則全



曲則全(曲なれば則ち全(まった)し)

曲がった枝が樹齢を全うするように、
「人も”屈曲の妙”を知るべし」との老子の言葉。
誰しも希う、まっすぐな生き方も、
時に応じて柔軟性を持つことが大切です。
目的を遂げるための極意なのだと思います。


近藤朱鳳

2013年7月18日木曜日

不動心



不動心

引っ越し、作品展と続く中で、久々のブログ更新となりました。
今回の文字は「不動心」。
人生には近道も、回り道もなく、
ひたすら目の前の自分のやるべきことを黙々と歩く道しかありません。
不安定な世の中で、もっとも確かな生き方なのだと思います。
その道に、限りない学びも、喜びもあることが、
きっとわかる日が来ます。


近藤朱鳳

教室のお問い合わせ

教室のお問い合わせ

朱鳳の会は随時会員を募集しています。

ご趣味で始められる方、師範を目指して行きたい方、
それぞれのニーズに合わせたプログラムで対応させていただきます。

教室は一回の受講につき、基本コースで3,000円。

詳細なお問い合わせは、
TEL/FAX 078-851-3031
Eメールでのお問い合わせはこちらまで。

書道教室の会場ついてはこちらでご確認ください。

朱鳳の会 各書道教室のご案内

朱鳳の会 各書道教室のご案内

正しい書を学びたい方、
将来、書道教室を開きたい方のための教室です。

教室は以下の場所で開設しています。

各教室についての
お問い合わせはこちらまで。

詳細な日時はカテゴリの教室日程より随時お知らせいたします。


京都教室
月2回 不定期
会場 右京ふれあい文化会館
※京都教室の日時は決まり次第、
  随時ブログ等でお知らせいたします。


芦屋教室
毎月 第1・第2 火曜日・金曜日
会場 集・空・間 Tio


芦屋教室(夜間)
毎月 第1・第3 木曜日
会場 茶屋集会所


西宮教室(主催・日本文化研究会)
毎月 1~2回
会場 西宮市男女共同参画センター ウェーブ
※西宮教室の日時は決まり次第、
  随時ブログ等でお知らせいたします。


天王寺教室
月2回 不定期
会場 阿倍野市民学習センター
※天王寺教室の日時は決まり次第、
  随時ブログ等でお知らせいたします。


京橋教室
毎月 第1・第2・第3 月曜日
会場 桜ノ宮福祉会館


豊中教室
毎月 第4 月曜日
会場 豊中商工会議所

2013年7月2日火曜日

第25回 朱鳳の会作品展 「書華」 終了のお知らせ


一週間に亘った第25回朱鳳の会作品展も、
お蔭様で盛況の内に最終日を迎えました。

久々の京都・ぎゃらりぃ西利での作品展、
新たなお出逢いに感謝しています。

朱鳳の会と糸をかし書道グループにとって年一回の発表の場。
それぞれの成長が形となり充実した作品展となる一方で、
書と写真の特別企画も、ご好評をいただきました。

ぎゃらりぃ西利のスタッフの方々の温かいご配慮に感謝いたします。

ご来場くださった皆様、有難うございました。


近藤朱鳳

2013年6月30日日曜日

作品展4日目を終えて






作品展も今年で25回目を迎えました。
長年の念願であった父、露石の書を交えての作品展となり、
大変嬉しく思っています。
数年にわたって発信し続けてきた写真と書を併せた
ブログ形式での作品展示や、
糸をかし書道グループの方々の「いろは歌」をテーマにした
作品コーナーも好評です。
今日からあと2日、沢山の方々のご来場をお待ちいたしております。


近藤朱鳳

2013年6月15日土曜日

風姿花伝



風姿花伝(ふうしかでん)

13年間過ごした、この居を離れることになりました。
私にとってここは過去のすべてと向き合い、
新天地へとの気持ちを育むことのできた場所でした。

能楽の世界の「古」を伝える心構えを表した書物に、
「風姿花伝」と言うものがあります。

「時分の花であるより誠の花であれ」
と言うこの教えが、ずっと私を支えてきた気がします。

人生の最終章へと、一つの区切りの一週間が始まりました。


近藤朱鳳

2013年6月2日日曜日

書華 ~悠久の古都で伝統書を楽しむ~

JPGPDF


第25回 朱鳳の会作品展
 
「書華」
 
~悠久の古都で伝統書を楽しむ~
 


今年も以下の様に実施いたします。
 
会場  祇園 ぎゃらりぃ西利 3F・4F

    日時  6月26日(水) ~ 7月2日(火)
11:00 ~ 19:00
            (金曜日20:00迄、最終日15:00迄)
 
 
「久々の京都での作品展となりました。
25年と言う年月は朱鳳の会にとっても一つの区切りであり、
新たな出発でもあると思っております。
今回は、父・露石の書もお目にかけることとなりました。
生活の中を彩る書の心を楽しんでいただけたら幸いです。
今回は特別企画として写真と書のメッセージによる、
新たな試みもお楽しみください。
毎回出席してくださっている、
「生活介護 糸をかし」の書道同好会の方々の、
いろは歌を中心とした力作も是非御覧下さい。」
 
                         朱鳳記