2009年5月23日土曜日

松樹千年翠

松樹千年翠(しょうじゅせんねんのみどり) 禅語
 
松は、いつも変わらぬ翠をたたえています。
変わらぬようでいて、春には若々しい新芽を出し、
夏には濃い緑の葉を茂らせ、秋には葉を落とします。
表面的には、いつも変わらぬ翠をたたえているように見えても、
現状を維持するための大切な営みを、静かに続けているのです。
その営みこそ、時が流れても決して揺らぐことの無い、
生命の強く美しいあり方なのです。
 
 
近藤朱鳳