2012年4月26日木曜日

春江両岸百花深




春江両岸百花深(しゅんこうりょうがんひゃっかふかし)

一年中で最も華やかな、この季節。
人々は昔から様々に春を表現してきました。
短い春のひと時、
花々の咲き乱れる景色を謳歌出来る幸せを
噛み締めたいと思います。


近藤朱鳳
 
 

2012年4月24日火曜日

春なれや



春なれや 名もなき山の うすがすみ(松尾芭蕉)

薄霞の中にも、山々には新緑が目立ち始めました。
しばらくは夏に向かう、美しい様変わりが楽しめそうです。


近藤朱鳳

2012年4月23日月曜日

悠然会心



悠然会心(悠然として心に会す)

「ゆったりとして、心が伸びやかで自由である」
これこそ人生の理想ですが、現実は、そうはいきません。
でも今日は久々の私の休日。
のんびりと晩春の住吉川の散歩を楽しみました。


近藤朱鳳

2012年4月22日日曜日

雨奇晴好


雨奇晴好(うきせいこう)

春の天気は不順です。
今日は雨と風の冷たい一日でした。
時として、人生は天候に例えられます。
雨の日も、晴れの日も、嵐の日も、
どんな状況も楽しめる、心のゆとりを持ちたいものです。


近藤朱鳳


2012年4月21日土曜日

咲く花の



咲く花の ふふむがごとく 香に満ちて

桜が散り初めると、つつじの花の季節です。
自然は休むことなく移ろっていきます。
風に漂ってくる花の香は、慌しい日々の癒しです。


近藤朱鳳

2012年4月19日木曜日

柳緑花紅


柳緑花紅(柳は緑、花は紅)

誰かの意見や何かの理屈で、
目の前のことを、捻じ曲げてみていませんか。
柳の緑も、花の紅も、
自分の目に移ったままを信じればいいと、
この禅語は伝えています。
移ろう自然の、あるがままを楽しみたいものです。


近藤朱鳳

2012年4月18日水曜日

落花送流水



落花送流水(落花、流水を送る)

風に散った花びらが、
流れに運ばれて行く様もまた、春の美しい景色です。
この風と花びらと流れの関わりを、
人は、「もてなしの極意」としてきました。
自然な振る舞いの中の心遣い、、、
人に対する美意識です。


近藤朱鳳

2012年4月17日火曜日

麗日



麗日(れいじつ)

温かい日差しに包まれた一日でした。
春の移ろいやすい天気の中の貴重な日を、
人は「麗日」と名づけました。
この陽気が多くの花を咲かせ、景色を一変させていきます。
街を軽やかに歩く人々の姿が印象的でした。
 
 
近藤朱鳳

2012年4月16日月曜日

亮直



亮直(りょうちょく)

世の中の状況を、束の間、
忘れさせてくれた桜の季節も過ぎて、
また日常が戻ってきました。
「亮直」とは、邪心の無い、真っ直ぐな心です。
苦しいときも、辛いときも、悲しいときも、
この心を持ち続けた先の世界を、信じたいと思います。


近藤朱鳳

2012年4月15日日曜日

春のイベント



春のイベント
書と二胡のコラボレーション

今日は「喫茶かりん」に於いて、
二胡奏者・李亜輝氏を、お招きしての集いを催しました。
二胡の曲に合わせて朱鳳が書を揮毫すると言う企画で、
もう十年以上も続いています。
ご来場下さった皆様、お楽しみいただけましたでしょうか。
本当に有難うございました。


近藤朱鳳

2012年4月12日木曜日

花ざかり




花ざかり

今日は麗らかな桜日和でした。
一斉に咲いた桜は競うように街と川を美しく彩ります。
一年中で最も華やいだ、この風景。
見飽きることのない、日本の春の景色です。
 
 
近藤朱鳳

2012年4月10日火曜日





「花と言ふは、桜のことながら、全て春の花を言ふ」
白冊子にあるように桜に寄せる、
人の心は、この言葉に見事に表されているようです。
花の雲、花姿、花の庭、花陰、花の雨、、、
様々な人の想いを重ねながら、桜は短い季節を咲き誇ります。


近藤朱鳳

2012年4月8日日曜日

用の美



用の美

散歩の途中で、白鶴美術館・春季展に立ち寄りました。
「中国陶磁の文様の世界」では、陶工たちが「機能美」を
「用の美」に到達させた美意識の高さに驚きました。
また、「中東絨毯・動物文様」では、動物のデザインの楽しさと、
折り手の精密な技術力の素晴らしさに見入ってしまいました。
二つの催し物を通して、どのような環境化に於いても美の心を、
「用の美」としてきた豊かな魂に触れ感動しました。


近藤朱鳳

2012年4月7日土曜日

弄清泉



弄清泉(清泉を弄する)

春の光の中で、
川の水は、まだまだ氷のような冷たさです。
本格的な春になる前の清らかな流れと、
梅の花が作り出す光景は、心に残る美しさでした。


近藤朱鳳

2012年4月3日火曜日

安危相易



安危相易(あんきあいかわる)

春の嵐は思いがけない爪あとを残しました。
大自然の前には、人はあまりに非力です。
でも、その中でも人は希望に向かって動き出す力も
持ち合わせています。
この爆弾低気圧がもたらす被害が少ないことを祈るばかりです。
 
 
近藤朱鳳

2012年4月1日日曜日





今日から4月。
昨日の嵐のような天候が嘘のような、静かな朝です。
太陽の輝きは全ての命の輝きに繋がります。
自分の可能性に向かって、また一歩進みたいと思います。


近藤朱鳳