2012年10月4日木曜日



致(ち ・ いたす)

文字の意味は使われる状況によって、
様々に変化していくことがあります。
「致」は元々は”人を送っていく”という意味ですが、
そこから”人に物をやる”、”致す”、”いたらしめる”、
”きわめる”、”なす”、”なしとげる”と、
多くの意味で使われるようになりました。
人々はこの文字に、共通の思いを託してきました。
「心を込めて事にあたる」
過ぎ行く時、一刻一刻に「心を致す」こと。
それは、自分の人生を大切にする心に繋がることだと思います。


近藤朱鳳